はあとの秘密
みなさんは「子宮奇形」というものをご存じでしょうか?
普通、子宮の形はだ円形にできているのに対し
奇形子宮はくびれた形になっていたり子宮口が
二つになっていたりとさまざまなものがあるそうです。
私の子宮も形自体がハート型になっている
「双角子宮」というものでした。
私は自分自身が子宮奇形を持っているという事が
分かるまで、そういった奇形の子宮が
あるという事すら知りませんでした。
このページを通して、子宮奇形とはどういったものなのか
少しでも知って頂けたら嬉しいです。
【なぜ子宮奇形になったの?】
原因は、子宮奇形を持った方がまだ胎児だった頃に遡ります。
子宮は胎生16週ごろまでにお腹の中で左右のミューラー管というものが癒合して
鳥が羽を広げたような形になるのですが、この癒合過程に障害が起こると
癒合がうまくいかなかったり子宮や膣の周囲を取り巻く壁に変化が生じ
さまざまな重複奇形がおこります。
【子宮奇形の発見方法】
妊娠前の卵管造影や妊娠後の超音波断層法や内診で発見され、その程度も様々です。
【妊娠・出産に障害はある?】
子宮奇形があると、まず子宮内腔自体が狭いため受精卵が着床しにくく
不妊の原因になったり一般に流・早産を起こしやすいと言われています。
しかし実際に流・早産しやすいかどうか、その他のトラブルも含めての判断は
子宮の変形の度合いや子宮そのものの発育も関係してきます。
子宮が十分に発育している人は多少変形があっても他の部分がそれを
補うくらい十分に伸びるので、赤ちゃんをきちんと包み込む事ができるからです。
子宮奇形がある場合、多少赤ちゃんが小さめになる傾向はありますが
安静を心がけ医師の指導を守れば状態によっては無事自然分娩をする事は可能です。
【子宮奇形のいろいろなタイプ】
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双角双頚子宮 1つの子宮の中に2つの内腔が存在し子宮口は2つあるが膣は1つというもの。
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双角単頚子宮 子宮自体がハート型をなし、子宮内腔がくびれているもの。
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重複子宮 独立した子宮が2つあり、子宮口も膣も2つ存在します。
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完全中隔子宮 子宮の形は正常でも内腔に壁ができているもの。
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不完全中隔子宮 子宮の形は正常でも内腔に壁があり、その壁も不完全な状態のもの。
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膣中隔 子宮は正常でも膣が2つに分かれているもの。
双角子宮や中隔子宮は習慣性の流・早産を招きやすく微弱陣痛や
胎児の位置異常(横位や骨盤位)なども起こりやすいようです。
重複子宮の場合は比較的正常な妊娠経過をたどる事が多いのですが
赤ちゃんのいない方の子宮が分娩の障害につながる事もあります。
参考文献:(株)ベネッセコーポレーション「たまごクラブ妊娠大百科」
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